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(2011/06/24)
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一言レビュー/
書き換えることが出来るだろうか……ってことでもう一回分書き換えません?

ゲーム「Rewrite」感想
公式サイト↓
Rewrite|Key Official HomePage

 参考点数
総合評価/印象
63(A)
シナリオ/38 グラフィック/14 キャラクター/8 その他/3
点数の基準はこちらにのせています↓
ゲームレビュー目次

緑化都市・風祭。
文明と緑の共存という理想を掲げたこの都市に住む天王寺瑚太朗は神戸小鳥、吉野晴彦らの友人たちと平凡な日々を送っていた。
そんな平和な風祭市に、年一回の騒がしい時期が訪れようとしていた。
都市を上げての収穫祭。 巨大な文化祭のようなその催しに、瑚太朗は記事のネタ集めのバイトを始めることに。
風祭では未確認生物の情報や、オカルトチックな噂がまことしやかに囁かれていたからだ。
同時期、瑚太朗の身に不可解な出来事が降りかかり始める。
瑚太朗はオカルト研究会の部長・千里朱音に助けを請い、知り合いの生徒たちをも巻き込んでの調査を開始するのだった。
それは瑚太朗にとって、ちょっとした冒険心のつもりだった。
騒がしく仲間たちと過ごしていけるなら、それで良かった。
瑚太朗はまだ気付かない。それが誰も知らない “真実” の探求へ繋がっていくことを。

―――書き換えることが出来るだろうか。彼女の、その運命を。
 公式サイト、「STORY」より引用

 KEYの新作、「Rewrite」の感想。今回はレビューではなく感想ということで、点数は本当にオマケ程度に考えていただければと思います。
 レビューじゃない理由としては、エロゲじゃないので実用性がゼロに近い(KEYの作品は元々そんな感じですが)、最初からシナリオ重視のゲームとしてみてるので見る目が厳しめ、シナリオライターである田中ロミオのファンなので公正な形で点が付けられる気がしない、というところです。
 KEYの作品は、「Kanon」「AIR」「CLANNAD」「智代アフター」「リトルバスターズ」をプレイ済み。
 今回の作品は、「Kanon」や「CLANNAD」より、「AIR」「リトルバスターズ」寄りの作品かな? と感じました。
 キャラよりは設定が先行していて、個別ルートが弱め、といった印象といえばいいでしょうか。とはいえ、かなりボリュームがあるので、キャラクターの描写が足りないということは無いです。ただ、KEY作品としてみると、個別ルートがちょっと不満、というルートがあるのは否めないかなと思いました。


■点数解説、シナリオ・キャラクター
(シナリオ 38/50、キャラクター 8/10)
 シナリオは、共通ルート→個別ルート、というオーソドックスなタイプ。個別ルートは、あるキャラを攻略しなければ開放されないルートあり。
 全員分のルートを終わらせると、ほぼ一本道の隠しルートが開放され、グランドフィナーレを迎えます。
 正直、隠しルートの設定が大きすぎて、キャラの設定・シナリオが軽くなるという、バランスの悪さを感じました。
 「リトルバスターズ」では各ヒロインのシナリオが比較的軽目なのに対して、男キャラの友情でバランスを取り、世界設定とうまくあわせていた感があるのですが、今作では、ちょっと設定負けじゃないかと……。
 また個別ルートの欠点としては、Kanonから、クラナド、リトバスにまで存在した、各ヒロインのシナリオの質がバラバラ、という点は今作でもありました。かといってそのヒロインだけやらないというわけにはいかないというシステムがだるいです。冗長になりますしね。
 キャラクターについては、各キャラとても個性的で面白かったです。ただ、個別ルートでその魅力が十分発揮されていたか? というと、微妙でした。小鳥とかちはやとか、共通ルートでの掛け合いの方が面白かったかもしれません。あと、個別ルートの一部でキャラが崩壊しています。いくらバトル展開でも叫ばせすぎです。クオリティ高い低い以前の問題だと思うんですが、コントロールできなかったんでしょうか……。


■点数解説、グラフィック
(グラフィック 14/20)
 グラフィックについては、量は十分、質は、昔のKEYに比べて違和感のあるような絵が無くなって可愛い感じで良かったと思います。
 もっとも、量に関しては、シナリオ量に対してはどうしても少なさを覚えてしまいますが。
 立絵だけでも欲しかったキャラも多いですし。
 さて、本来ならここで実用性について書くのですが、エロゲじゃないのでさすがに点数は付けられませんでした。しかし……なぜKEYの作品は18禁じゃないときに限ってエロいんですかね?
 いつか「リライト・エクスタシー」とかでるんでしょうか、だしてください。


■点数解説、その他・総合
(その他 3/10、総合 64/100)
 その他に関してはキャラ、文章で2点プラス、音楽とマップ探索で1点足して、総合は63点、おすすめ度A、と評価しました。
 ただ、ちょっと評価基準がシナリオ重視で厳しめに見てるので、プラス10点ぐらいで見た方が良いかもしれません。
 複数のシナリオライターが書いているので、各シナリオで質に偏りがあって、ラストに至るに従って各ヒロインの印象がぼけるという感じがして、リトバスの時と同じ感想を抱きました。世界設定の縛りがあるので仕方がないかなとは思いますが。
 全体的にいうと、長い割に後半に設定偏りすぎ。
 共通ルート→個別ルート→隠しルート→個別ルート→グランドフィナーレという感じで、バランス取ってほしかったかな……それだといくらなんでも長すぎか。
 新しいKEY作品として、心配していたような壊滅的作品にはならなくて良かったです。
 中途半端感はあるんですが、面白い作品でした。
 
 (↓以下、ネタバレ感想)































 共通ルート
 面白かった。小鳥も朱音も、他キャラも。
 マップ探索も面白いのだが、何周もやらされると飽きる。ネタの回収を忘れると面倒なことに……。
 
 個別ルート

 クリア順

 ・ちはやルート
 まっすぐなパトル展開のシナリオ。咲夜がいる分の補正はあるが、一番ヒロインの印象が薄い。
 共通ルートで主人公と掛け合いやってたときは良かったんだけど……。

 ・朱音ルート
 一番お気に入りのシナリオ。滅亡一直線! 朱音というキャラも、シナリオも良い。隠れヘタレな朱音萌え。
 奇跡でバッドエンドを回避する、もしくはキャラが死ぬエンディングで泣きに走るKEYな感じのシナリオではなく、血みどろの現実を奇跡なしで生きぬいていくシナリオは、皮肉なのだろうか……。
 そしてなによりもおっぱいENDは外せない。クラナドは人生、リトバスは友情(筋肉)なら、リライトはおっぱい。素晴しいエンディングでした。

 ・ルチアルート
 展開が悪いとは思わないけれど、キャラが崩壊していたシナリオ。主人公の口調が常時「~だぜ!」になったときは、頭を抱えたくなった。
 もうなにも言わなくてもわかる。
 これ書いたの竜騎士07だろ!
 地の文章はともかく、キャラの性格と口調ぐらいあわせてください……瑚太朗君が妙な熱血キャラになっちゃったじゃないですか……。
 ちはやルートのように他キャラに焦点が移ることなく、しっかりとルチアにあわせたシナリオでそれは良かったと思うんですけど……。

 ・小鳥ルート
 二番目に好きなシナリオ。ベタではあるだろうけど、ちびもすと、小鳥の両親のところで、ぐっときた。
 というか、小鳥自体が良いキャラなので、ひいきひいき。

 ・静流ルート
 一番KEYっぽいヒロイン、そしてシナリオ。
 終わりは朱音にも似ていますが、こちらのほうがより絶望的。
 よく考えると恐ろしく悲しい終わり方。綺麗ではあるけれど。

 Moon
 篝ちゃんルート、全設定が明かされるルート。
 すいません1周目なので正確に内容把握しきれていません。
 オカ研メンバーと吉野が集まった時には単純に熱くなりました。
 Moon編で導かれたルートが次のTerra編になるわけですが……
 てっきり、「書き換えることが出来るだろうか。彼女の、その運命を。」
 ってフレーズの通り、各ヒロインのルートを辿ってやり直すのかと思ってました。
 そうすれば各キャラ薄いところの補強にもなるしさ……。

 Terra
 グランドフィナーレ。
 月の篝ちゃんが示した奇跡を辿る物語。膨大な選択肢の果てにある答え。ロリな小鳥とか朱音とかがいる。このロリコンが。
 樹の枝にあたる部分が各ヒロインのルートで、それは人類が消滅してしまうルートなわけですが、篝が見捨てちゃうそのルートで必死になっていた瑚太朗君が、正解のルートを見いだして実行するというのがとても良かった。
 でも……もう一回分、それぞれのヒロインのルートを書き換えていくシナリオっていうのも見てみたかったなぁ……。そうしたら、わかりやすくて受けると思うのだけれど。
 おしい。実におしい。
 というか何でも良いから、Terra編でもオカ研+吉野の面白日常があって欲しかったんですよ。最後それっぽかったけどすぐ終わっちゃったし。
 おっぱいエンド以外にも、これからの可能性としてたくさん楽しいエンディングが用意されていたらなぁ、と思いました。
 ぜひぜひ、リライトを。オマケ的なノリで。

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