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ひなたテラス~We don't abandon you.~ひなたテラス~We don't abandon you.~
(2011/02/25)
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一言レビュー/
タイトル通り、地味な良さと温さ

ゲーム「ひなたテラス」レビュー
公式サイト↓
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 総合評価/印象
 49/C
 シナリオ/24 グラフィック/15 キャラクター/6 実用性/3 その他/1
*100点満点、シナリオ50点、グラフィック20点、キャラクター、実用性、その他10点
  印象(おすすめ度)はAが最高、Dが最低、Sが特別。
  点数は低め、レビューは甘めが基本なので、80点満点ぐらいのつもりです。

 ↓点数の基準はこちらにのせています
 ■ゲームレビュー目次


普通の学園生とは言いながらも天涯孤独。
人生に夢を見ないタイプのイマドキな彼は、家族がいないことを悲しむでもなく飄々と毎日を送っている。
人当たりは悪くないが、他人と深く付き合うこと自体が苦手なタイプ……それが俺、神戸良久(こうべ よしひさ)。
学園に入学するにあたりそんな事情を知った学園の理事長に運よくここを紹介してもらえた。
格安で部屋を貸してもらう代わりに出された条件が、管理人の仕事をできるだけ補佐するということだったのだ。

アパートには幾人か住人がいるようで、主人公のクラスメイトになる少女が母親と二人暮らし。
名門校のため遠方より入学してきた委員長もいる。 そして、主人公の通う学園の女教師も住んでいる。
彼女らに囲まれながら、緩やかに学園生活が始まっていく。

そんなある日、一通の手紙を携えた “妹” を自称する少女が現れる。

彼女の登場でわずらわしいと感じていた人間関係に巻き込まれていく主人公。
ただ、わずらわしい思いは次第に変化していくことになる…

 (公式サイト、「Story」より引用)

 上記あらすじにあるように、天涯孤独な主人公のところに自称妹が現れて……というストーリーなのだが、そこから想起できるようなドタバタはそこまででもない、タイトル通りの、ひなたのような温い物語である。温い、を「ぬくい」と読むか「ぬるい」と読むかは人によるだろうが、優しいストーリーなのは確かだろう。
 とはいえ……ちょっと刺激が足りなすぎではある。特に共通ルートを終えてからの個別ルートが短いので、ハードルを一つ越えたら終了という感じで、残念。短くてもストーリーが良ければOKだが、どうにも……しっくりこない感じだった。
 悪くない、が、良い点もつけづらい、なんともいえない温い作品である。

■点数解説、シナリオ・キャラクター
シナリオ24/50 ・じわっとくる良さ、逆に言うと物足りない
キャラクター6/10 ・魅力が十分に引き出されていない感じ

 シナリオは、自称妹である舞を軸とした序盤、日常を中心とした中盤、皆の住むアパートの取り壊しを防ぐ終盤、そしてそのあと個別ルートに入る。長めの共通ルート→短めの個別ルート、という形。共通ルートの選択肢によって個別ルートに分岐するのだが……、なんでこのヒロインのルートに入ったんだろう? と、首を傾げるところがある。そういうシステムだからとしか言いようがないが、個別ルートに入るとわりとすぐにヒロインとくっつくので、ますますよくわからない。
 共通ルートでもっと各ヒロインに惹かれる描写があればわかりやすかったのだが。というか個別ルートをもっと長く、ボリュームをもたせていれば、良かったのになと感じた。ヒロインの主人公への好意はわかりやすかったけど、主人公のヒロインへの好意がわかりづらかったので。

 キャラについては、平均点前後のキャラが多い。ヒロインの数が5人なので途中でだれるかも知れない。印象としては、梶原雛と藤乃なつき、この2人が良かった。といっても、ストーリーが良かったのではなくあくまでもキャラとして、だが。
 惜しいかな、各キャラ個別ルートが短かすぎて、魅力が十分に伝わりきる前に軟着陸でフィニッシュである。
■点数解説、グラフィック・実用性
グラフィック15/20 ・全体的に好印象。雰囲気ともあっている
実用性3/10 ・質も量も平均的

 グラフィックは、質としては十分以上。量としては、普通。
 雰囲気のやわらかさにもあっていますし、不満と言える不満はないかと。

 実用性は、シーン数キャラ×3、長さはそれなり。特殊なところはなく、ありがちなプレイで終わる。
 ほのぼのとしたゲームなのであまり期待はしない方が良いだろう。CGは良いが。
 それと、文章として、ひとつツッコミたいところがあったのだが……女性器内部の描写に、「ばあさんの持っていた洗濯板みたいに」ってのは無いと思うな……。

■点数解説、その他・総合
その他1/10 ・それにしても、システムが良い
総合49/100 ・引きも地味なら押しも地味

 その他は、CGの良さ、システムの使いやすさで、1点をプラス。画面を切り替えずにセーブとロードが可能なのは本当に良い。
 総合は、49点で、おすすめ度はC。
 欠点が見えない以上に長所が見えにくいゲーム。ほのぼの日常系なのはいいが、すべてひっくるめて強烈なところが無い。
 キャラと共通ルートは、高得点とは言わないまでも悪くなかったので、あとはもう個別ルートだけどうにかしてくれていれば、良作の条件は満たされていたんじゃないかな、と思った。
 梶原雛個別ルートとか、なにがしたかったのかよく分からなかったし……シリアスを描くのが苦手なら、いっそずっとイチャイチャさせるだけとかいいんじゃないですかね? 最近そういうの受けてますし。この手の、ほのぼの日常系ならそれもアリでしょう。
 ともかく、やっていてストレスを感じない作品なので、そういうのを求めている人にはおすすめできるゲームでした。

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