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恋愛0キロメートル 初回版恋愛0キロメートル 初回版
(2011/10/28)
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一言レビュー/
ラブコメ顔芸有り爆弾つき?

ゲーム「恋愛0キロメートル」レビュー
公式サイト↓
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 総合評価/印象
 66/B
 シナリオ/37  グラフィック/15  キャラクター/8  実用性/3  その他/3
*100点満点、シナリオ50点、グラフィック20点、キャラクター、実用性、その他10点
  印象(おすすめ度)はAが最高、Dが最低、Sが特別。
  点数は低め、レビューは甘めが基本なので、80点満点ぐらいのつもりです。

 ↓点数の基準はこちらにのせています
 ■ゲームレビュー目次


ある所に、無鉄砲な母親と5姉妹の女一家が暮らしていた。
その隣の家には、無鉄砲な父親と4兄弟の男一家が暮らしていた。
5姉妹の一家は男の子が欲しいと常々切望しており、逆に4兄弟の一家は女の子が欲しいと切望していた。
ある時、両一家の家長はとんでもない妙案を思い付く。
「そうだ、お隣さんと子供を一人交換しよう!」
酷い親である。
しかし3ヵ月という期限付きで、その案は実行に移されてしまう。
かくして、4兄弟の代表として交換されることになった次男 (主人公) は女だらけの一家に、家族として迎えられることに……
しかもこの3ヵ月の間は、彼女たちの “兄” または “弟” として生活することになって、さぁ大変 !!
ヒロインたちにとっては 「お兄ちゃん」 と呼ぶのが最初のハードル !?
主人公にとっては嬉しくも凄く不安な、常識外れの家族ごっこ
スタート !!

(公式サイト、storyより引用)

 男ばかりの家族の中で育った主人公。
 女ばかりのお隣さん一家と、家族一人を交換するという話になって、主人公がお隣さんの家に住むことに……。
 というあらすじ。
 設定からしてギャグなゲームで、地の文やセリフもギャグで押しまくる作品。
 といっても、下ネタやメタなネタが連発されるので、そういうのが合わない人は、あまり面白くないかもしれません。
 ですが、そういうのが好みの人なら、かなりはまるのではないでしょうか。
 個人的に、下ネタはいいんですが、メタギャグはちょっと冷めるかなぁ、と感じたのですが、全体として楽しいゲームでした。爆笑とまではいきませんでしたが、所々吹き出すようなギャグがあって良かったです。
■点数解説、シナリオ・キャラクター
シナリオ37/50 ・コメディ強めのラブコメに、冷水の如きシリアス
キャラクター8/10 ・ほぼ全員ギャグ要員
 シナリオは共通ルート→個別ルートで普通の構成。
 家族交換によって始まったコメディ展開と、全開でぶっ放され続けるギャグで、中だるみを感じさせない内容でした。
 ただ、個別ルートに入るといくらかシリアスが入ってくるので、ギャグとの温度差が結構きつかったです。
 特に咲耶、実咲という双子姉妹のシナリオは、洒落にならない重さなので、ストレスがたまりました。
 シリアスはシリアスで嫌いではないのですが、ラブコメと落差がありすぎたのが残念でした。

 キャラクターは主人公含めほぼ全員ギャグ要員です。
 時にやりすぎじゃないかというぐらいヒロインが下ネタ等を連発するので、素直に萌えられないという弊害もあるかもしれません。
 特に乃来亜はヒロインであるにも関わらず、顔芸、下ネタなどを常に仕掛けてきます。
 萎える人もいそうですが、自分は面白いのでOKでした。シリアスなときに乃来亜がいると和みます。
 それとシリアスに走るとキャラも嫌な面がでるので、上記の下ネタのやりすぎと同じく、素直に萌えにくいところがあります。
 その点で自分が一番の問題だと思ったのは主人公でした。
 ラブコメの主人公としては仕方ないのですが、呆れるほど鈍感、致命的な事を覚えていない等が災いして、シリアスが深刻化してしまう様は、苛つきを感じる程でした。
 ヒロインも駄目な点はあるのですが、主人公がその駄目ポイントを引き出してしまったわけで……なんというか、ご愁傷様です……。
■点数解説、グラフィック・実用性
グラフィック15/20 ・可愛いさと顔芸
実用性3/10 ・普通だけどこっちにもギャグがあったり
 グラフィックは立絵、一枚絵、SD絵など可愛いものが多かったです。
 質においては、胸デカすぎじゃね?という所や、そこにCG必要なのか?という所以外は特に違和感はなし。
 あと、セピア色の過去のCGがとてもよかったのですが…………なんでマヨ姉だけないのだろうか。イジメか。姉イジメか。
 量としてはちょっと微妙。シナリオの長さに対してもう少し欲しかったかなと。

 実用性は、量がヒロイン一人につき三回なので、萌えゲーとして普通レベル。
 質もそれほど特筆するところはないですが、Hシーンにもちょこちょこ笑えるところが挟まってたりするので、そこは好印象でした。

■点数解説、その他・総合
その他3/10 ・面白楽しい要素多し
総合66/100 ・ギャグ一色にするならシリアスが邪魔かも
 その他については、ギャグ、設定、キャラや顔芸や声優さんの面白演技やいろいろを足し合わせて、+3。
 見所聞き所がたくさんあったので、とても楽しめました。

 総合は66点で、おすすめ度はB。
 全体がラブコメなので、シリアスがちょっと欠点か。特に咲耶、実咲、主人公の過去は地雷というか爆弾という感じで、ハラハラしました。
 そこがもう少し笑えるレベルだったらなぁ、というのが最終的な感想です。
 楽しいラブコメがやりたいという人にオススメ……とはちょっと言いにくいかも知れませんが、シリアス以外は軽快なので、それを理解した上でやるなら誰にでもオススメできる作品でした。

 (以下、ネタバレ感想









































 各キャラ感想、攻略順。
 あとちょっとした救済案。


 木ノ本 マヨ
 五姉妹の長女。外ではしっかり者、内ではだらしないお姉ちゃん。
 でも頼れるときはほんとに頼れる人。
 だがしかし、本作においてはちと不遇かもしれない。
 他のヒロインは主人公と過去に色々あったり(咲耶、実咲、華)、強烈なギャグ要員だったり(乃来亜)して、かなり印象に残るのだが、マヨ姉のシナリオはちょっと薄めだった。
 もっと主人公との過去のエピソードとかあったら良かったのだが。繋がりが弱い感じがして惜しい。


 木ノ本 実咲
 姉妹の中でもメインヒロイン格のヒロイン。優しく、心密かに主人公に想いを寄せる三女。
 しかし、主人公との過去に大型爆弾を抱えている子でもある。双子とはいえ、名前が違うんだから覚えとけよ主人公。
 双子といえば入れ替わりだよね、というのはいいのだが、設定が重くて洒落にならん。
 そのせいで実咲の株は、個別ルートに入ると急上昇するのだが、かわりに咲耶の株が急降下するという始末。
 実咲シナリオを終わらせたときには、まぁ、咲耶シナリオで挽回してくれればと思ったのだが……。


 木ノ本 乃来亜
 顔芸の人。
 以上です。
 嘘です。
 父親が死んだ後のエピソードは、ぐっときた。よい子や……。多分木ノ本家の中でも一番よい子。でもなんでこんな残念な子に育ったんや……。
 後半のエピソードについては、木ノ本家全員あんまり他人にかわいそうかわいそうオーラだすなよ……と思ってたら案の定酷いことになったので、あらら……と思いました。
 誰かが悪いというより、コメディ家族にシリアスな子をつっこんだのが悪い。
 …………あとどうでもいいことなのだが、なんで乃来亜だけ胸がちいさ(以下略)


 木ノ本 華
 毒舌末娘。
 一番素直に萌えられる子で、萌えられるルート。
 だが主人公は死ね。
 …………まぁ、子供の頃のことだから、冷たくしちゃうのもしょうがないですが。
 ツンデレには理由がある、ということで普通に良いシナリオでした。


 木ノ本 咲耶
 実咲と並んでメインヒロイン格の次女。
 主人公大好きすぎて過去でも現在でも爆弾をつくってしまう子。
 実咲シナリオでは、実咲が入院した事をきっかけに、主人公の隣にいつもいた実咲のポジションと入れ替わるという、子供の頃の重大事件が明かされ、個人的印象がかなり悪化。
 そして咲耶の個別ルートでは、「実咲へ贈るため」といって主人公にプレゼントの指輪を買わせ、自分のものにしてしまうという……なんというか、ライターさんは咲耶のこと嫌いなのかと思えてくるシナリオ。
 しかもその指輪を川に投げ入れるふりをしてそれを主人公に探させるという……。幻想水滸伝2に同じ流れの話があったなぁ……助けてリッチモンドさぁああん!
 まあ、それもこれも主人公が好きだからこそ暴走してしまうわけで……。
 一番悪いのは主人公が鈍いから。そして記憶力がないから。
 咲耶ルートで、咲耶に対して主人公が「……(こいつ、イライラするぜッ)」とか言ってましたけど。
 お前だよイライラするのは!!
 咲耶のみならず他のヒロインも、嫌な面をさらけ出してしまう理由は主人公のせいですからね。
 彼女たちは主人公被害友の会でも結成すりゃ良いと思います。


 というわけで、主人公による被害をちょっとでも軽減、救済するシナリオ案を考えてみました。
 まず、華ルート。
 子供の頃の華に冷たい態度をとっちゃった主人公は、その直後、手紙を書いて華に謝る。
 しかし華は主人公から来た手紙を拒み、捨ててしまう。
 成長後、華と主人公は惹かれ合い、華が主人公に冷たくした理由である過去の話に触れる。
 で、華は主人公からの手紙を捨ててしまったことを思いだし、悲嘆に暮れるが、咲耶が捨てた手紙を拾ってしまっておいてくれたことを知る。
 華は過去の主人公の手紙を読み、素直になることを決意して、主人公と結ばれる……END
 (これなら主人公の株もあまり下がらずに済み、ついでに咲耶の株もUP)

 そして問題の実咲ルートと咲耶ルート。
 ここはもう、咲耶が主人公の勘違い(実咲の入院後に主人公と仲良くなったのが咲耶であり、その前は実咲が一番仲良しだったのに、子供の頃ずっと咲耶と仲が良かったと思ってること)に気づいて、一度身をひいてもらうのがいいでしょう。
 そもそも、主人公のことを一番近くで見てきた咲耶が、勘違いに気づかないというのもおかしい気がしますし。
 で、ずっと傍にいたのになぜか離れていってしまった咲耶と、いつも一歩離れていた実咲、家族交換をきっかけにどっちかに惹かれて……というシナリオなら、良い感じに軟着陸しそう。
 というかしてくれ。
 シナリオがあのままだと咲耶がちょっと嫌な子っぽい感じがなぁ……残念でならない。
 ファンディスクとか出るでしょうか?
 出るとしたら氷室屋灰のルートを是非お願いしたいところです。あと家族交換前の過去エピソード詰め合わせとか楽しそうです。

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