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真剣で私に恋しなさい!S 初回版真剣で私に恋しなさい!S 初回版
(2012/01/27)
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一言レビュー/
色々詰まってて色々楽しい&惜しい

ゲーム「真剣で私に恋しなさい!S」レビュー
公式サイト↓
真剣で私に恋しなさい!S
 総合評価/印象
 69/B
 シナリオ/35  グラフィック/17  キャラクター/8  実用性/6  その他/3
*100点満点、シナリオ50点、グラフィック20点、キャラクター、実用性、その他10点
  印象(おすすめ度)はAが最高、Dが最低、Sが特別。
  点数は低め、レビューは甘めが基本なので、80点満点ぐらいのつもりです。

 ↓点数の基準はこちらにのせています
 ■ゲームレビュー目次


川神学園 2年生の直江大和には大切な仲間たちがいた。
男 4人、女 3人のグループに新たな仲間 2人が加わり、ドタバタした毎日を送っている。
その中で大和は 「特に彼女とかはいないけど、今が面白いし、いいか」 と過ごしていたが、そんな彼に大きな運命が直撃しようとしていた。

世界の九鬼財閥が 『武士道プラン』 を当初より予定を早めて実行する。
偉人たちのクローンで、現代の人材不足を解消させることが計画の目的らしい。
また彼女たち著名人と学ぶことで、一般の学生たちも競争意欲が刺激され能力が向上していくことも狙いであるとか。

かくして関係者の源義経、九鬼紋白など多くの人間がプランの受け皿である川神学園に転入。
世間の話題となり、より大和の周囲は賑やかになっていく。
また、この騒ぎとは関係無くナチュラルに転入してきた松永燕という少女も積極的にからんでくる。

彼女たちに共通することは、全て武道をたしなみ、血も武士の系譜であるということ。
増えた凛々しい侍娘たちに負けずに頑張れ、男たち。
2009年6月、新たな物語が始まる――

(公式サイト、『作品概要』「あらすじ」より引用)

 大作「真剣で私に恋しなさい!」の続編? ファンディスク? 位置づけがよくわからない1本。
 なんにせよ、前作を踏まえてのレビューなので、独立した作品としての点数ではないことにご注意下さい。
 当サイトでは前作のレビューはしていませんが、感想は一応書いておりますのでよろしければそちらもご覧いただければと思います。参考までに前作につけた点を書くと――
 総合/74(A)
 シナリオ/39 グラフィック/17 キャラクター/9 実用/6 そのほか/3
 という感じです。(前作についてはレビューではないので、あまりちゃんとした点付けではありませんが)
 今作についての感想を短くまとめると、上に書いたとおり、続編なのかファンディスクなのかよくわからない、色々力を入れているのはわかるけど……その分一点突破の破壊力には欠けるかなーといった印象でした。
 ただ、楽しめない作品では全くなかったので、面白い作品を求めているのであれば、やって損はないでしょう。
(このレビューは「まじこいA」発売決定を知る前に書きました。やっぱり続くんですね。しかし分割かぁ……。)
『真剣で私に恋しなさい!A(アペンド)』発売決定!5シリーズを分割販売予定で、Aー1には武蔵坊弁慶シナリオが確定 - 三度の飯よりゲーム好き。

■点数解説、シナリオ・キャラクター
シナリオ35/50 ・たくさんのヒロインと、よくわからないメイン
キャラクター8/10 ・キャラが濃ければ多くてもいい……のか?
 本作は、前作から登場しているヒロインたちのED後の話(主にHシーン)と、前作で攻略できなかった女性キャラクターのルートと、今作から登場するキャラクター中心のルートなどが存在します。
 それらは各々独立しているので横の繋がりなどはありません。
 なので、好きなヒロインから選択していけばいいんじゃないかな、と思います。
 ただ、前作ヒロインたちのルートはHシーンばかりなので、ストーリーを純粋に楽しみたいという人は新ヒロインのルートを先にやった方が良いでしょう。……まぁ、メインを後にとっておきたい人もいるでしょうから、そこらへんはお好みで。
 ところで。
 今作のメインってなんなんでしょう? 最後までやってみても、よくわからなかったんですが……。
 おそらくは、新ヒロイン2人、「松永燕」「九鬼紋白」のルートと、とある少女のIFルートだとは思うのですが。ただ、その三つがどうにも不完全燃焼だったので、わからなくなりました。
 つまんなかったとかじゃなくて、「あれ? これもしかしてさらに続きがある?」という感触のまま終わってしまったからです。
 風呂敷広げすぎて畳みきれていないところがあるので、この作品だけで見ると、ちょっと微妙な点かな……と思いました。

 キャラについてですが、多すぎです。
 にぎやかです。楽しいです。ちゃんと立絵も用意されているので混乱も特にありません。
 それでも多すぎです。
 前作にもその嫌いがありましたが、キャラが多すぎてどうしても焦点がぶれているように感じます。
 公式では今作はファンディスクではなく続編ということになっているようですが、確かに、ファンディスクとしてみると新キャラ多いせいで旧キャラの出番が少ない……Hシーンは多かったけど。
 前作ファンとしては残念なところでしょう。
 そして…………新ヒロインを除けば、新キャラもひとりひとりがそこまで優遇されているわけではない。
 誰を見せたいのか……? さっぱりわかりませんでした。
 ただ、賑やかなのが「まじこい」らしい、というところでもあるので、明確に悪いとも言えないのですが。

■点数解説、グラフィック・実用性
グラフィック17/20 ・一枚絵のみならず立絵も豪華!
実用性6/10 ・数人除いて満足以上
 グラフィックと実用性は、全体的に素晴しかったと思います。
 立絵+一枚絵については新キャラ旧キャラどちらも不満はほとんどありませんでした。
 また、今作では戦闘などでアニメが多く使われていて、文章では冗長になりそうなところをスッキリ派手に見せていて、そこも良かった点だと思います。
 ただ、あっさりしすぎていて、「え? これで終わり?」と、特にクライマックスの戦闘がアニメで終わってしまった時に感じてしまいました。
 ムービーの欠点というより、シナリオがちょっと描写足らずだったかなと。

 実用性については、数においても質においても、抜きゲーかと思うほど濃いヒロインばかりです。特にマルギッテとか。旧ヒロインや旧キャラのHシーンがかなり多いので、旧作のヒロインのHシーンに期待している人ならおそらく大満足でしょう。
 …………ただ、個人的に、メインだろうと思っていたキャラのHシーンが少ないというか1個しかなかったのが残念でした。
 あと新キャラだしHシーンあるだろとか思ってたら大間違いだ!
 コンプリートしたあとマジでびっくりしたよ……。

■点数解説、その他・総合
その他3/10 ・数え切れない美点は欠点を凌ぐ! ……か?
総合69/100 ・素材も味付けも素晴しいがつくりが大きすぎた。
 その他は音楽、豪華声優、細かなネタや細やかなシステム等々……それぞれ高得点を追加してしかるべきところを、凝縮して+3点。ゲームのそういうところを重要視している人ならこれに×5ぐらいして見てくだされば良い感じの点数になるでしょう。
 総合点は69点でおすすめ度はB。
 ちょっと低く点数をつけすぎている気もしますが、続編であることと、なんかさらに続きそうなことを加味して、こんな評価です。
 おすすめ度については、好みの問題でBにしましたが、B++ぐらいで、Aでも十分ではあるかと。
 それでは個人的な好みとして、何故Bにしたか……はネタバレ感想で語ります。

 (以下、ネタバレ感想









































 ネタバレ感想、キャラ別で。攻略ヒロイン全員分はちょっと無理なので、感想があるヒロイン、キャラだけ。


 松永 燕
 ニューヒロイン! 納豆! 平蜘蛛!
 …………他にはあんまり感想はない。
 旧ヒロインの印象が強かったので、なんというか愛着がもてませんでした。
 作中では真正面からではないとはいえ、大物2人を破ってる。
 でも、百代を破ったときの技(?)は、それでいいならなんでもありじゃねぇかという気が。
 そしてあれだけ大仰に出てきた葉桜清楚は、すげーあっさり敗れるし……。
 せめて、一度清楚に敗れて、ボロボロの状態でいざという局面で現れて、半壊した平蜘蛛で敵方に一撃とかだったら燃えたんだけどなぁ……。


 不死川 心
 旧作キャラのなかでも扱いが良い感があるヒロイン。
 心ルートでは、Hシーンばっかりの本作では珍しく、ちゃんと惹かれて付き合ってという描写があって良かった。
 心ルート以外でも、由紀江アフターで由紀江と一緒に影絵で遊ぶCGで和みました。


 マルギッテ
 …………あれ? 俺、なんで調教系エロゲやってんだ?
 と、思うほどHシーンが濃いルート。
 これでいいのか? いいのか。まぁいいや。


 ヤドカリ……じゃなくて矢場 弓子
 いや、なんでヤドカリルートから分岐してんの君!!?


 源 義経
 ………………なにしに出てきたの君?
 ヒロインらしさはあるのに明らかに扱いが不遇だよネ!
 次作ではルートあるといいネ!

ねぇねぇ、弁慶の方が先にHシーンゲットしちゃったけど
今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     与一なんて男なのに主人公と関係濃いけど
       |     ( _●_) ミ    :/       :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
      /      /    ̄   :|::|    ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶
     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン


 武蔵坊弁慶
 こっちはHシーンあるけど、ほとんど戦闘シーンがねぇ!


 那須与一
 見せ場がしっかりあって、主人公とも要所で絡んでる……が、男だ!


 天神館+梁山泊
 ひとまとめで雑魚敵+中ボス+味方。
 良いキャラもいると思うけども……いかんせん多すぎて、もう……誰が誰だか。


 葉桜 清楚
 義経主従が出てきてたからてっきり日本の英雄かと思ったら項羽だと……?
 強い強いと持ち上げられて確かに強かったんだろうけれど、燕の策と平蜘蛛であっさり陥落。
 義経と同じで何しに出てきたんよ……?
 平蜘蛛で吹っ飛ばされる → 今のは痛かったぞー! → 燕吹っ飛ばす
 っていう展開だと思ってた。
 そんで最後は大和が倒してくれることを期待していた。
 大和には無理だろって思うけど、それができたら……小雪のルートも別の形になったんじゃないかと。
 というわけで、ラストは榊原 小雪ルートについて。


 榊原 小雪
 おそらくは、このゲームのメインヒロインであろう……彼女。
 前作では電波を発信し続け、リュウゼツランルートのクライマックスで、主人公とのキツイ過去が明かされた悲劇のヒロイン。
 本作では、リュウゼツランルートのアフターも存在し、主人公との冷えきった会話が繰り広げられる。それでも主人公はめげずに、今からでも過去の埋め合わせをしようと努力するが……。
 この作品、リュウゼツランアフターからでは榊原 小雪のルートに入れません。
 主人公、大和が小雪にひどい仕打ちをする直前の幼少期に戻り、小雪を仲間に入れることによって、小雪のルートに入るという仕様になっています。
 つまり、大和がやってしまったことを無しにして、小雪との関係をゼロから構築した状態からが、彼女のルートとなります。
 個人的にこの仕様はとても残念でした。
 リュウゼツランルートから続けて欲しかった。
 リュウゼツランルートから小雪との関係を修復するのは不可能だろ、と思わないでもない。本作の小雪ルートでも、小雪は明るく、幸福な関係の中で生きているのだからいいじゃないかという意見も共感できる。
 けれど、リュウゼツランルートの後の小雪を、無かったことにはして欲しくなかった。

 本作での小雪ルートは全体を引き締める最終ルート、前作のリュウゼツランルートと似た位置づけになっています。
 熱い展開は前作と同じですごく良かったです。
 ただ、その展開を受けての戦闘は、ちょっとストレート過ぎたのではないかと。
 燕VS清楚、由紀江VS義経、百代VSヒューム、他、その場で決着がついて、大きな敗北、逆転、どんでん返しが無い。
 なので、できれば……あっさり勝つ本筋のルートと、苦戦するリュウゼツランアフターからのルートに分けて欲しかったなと思いました。
 苦戦する中で大和が小雪を(準や冬馬を含め)助けて、項羽を倒す展開があったら滅茶苦茶燃えるのですが。冬馬と共闘したりしたら胸熱。
 え? そんな手間がかかることできない?
 だからキャラ多すぎなんだってばよ!!
 …………あと、小雪のHシーンだけなんであんなに少なくて薄いんでしょうか……?
 小雪のシナリオとHシーンがちょっと不満だったので、おすすめ度、印象評価Aには届かないかな、と思いました。
 もしかしたら後々小雪アフターが出て補完されるのかも知れませんが、本作で完結して欲しいところでした。

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