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ひよこストライク! 初回版ひよこストライク! 初回版
(2012/01/27)
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一言感想/
欠点の先に見えるものが光る

ゲーム「ひよこストライク!」感想
公式サイト↓
ひよこストライク!
 参考点数
 総合評価/印象
 58/B
 シナリオ/32  グラフィック/14  キャラクター/8  実用性/2  その他/2
*100点満点、シナリオ50点、グラフィック20点、キャラクター、実用性、その他10点
  印象(おすすめ度)はAが最高、Dが最低、Sが特別。
  点数は低め、レビューは甘めが基本なので、80点満点ぐらいのつもりです。

 ↓点数の基準はこちらにのせています
 ■ゲームレビュー目次


いつもの教室。 いつものつまらない授業。
ぼんやりと窓を眺めていると……突然、女の子が現れたんだ。
そう、二階の窓から!

二階の窓から飛び込んできた―― 後に “ウタカタ” と名乗る女の子は、その後も変わらずムチャクチャだった。
教卓に上ると服は脱ぎだすし、俺の鼻の穴に指を突っ込もうとするし、しまいには獣みたいな耳としっぽが出てくる始末だ。
頭が痛い。

……でも。少しばかり、わくわくする。
色あせていた目の前のせまい世界が、鮮やかに広がっていく。

――こうして、たった数日間の騒がしくも優しい物語が突然に始まったんだ。

 (公式サイト、「Story」より引用)

 管理人がこの作品好きすぎるので、以下の文章はただの感想文でありレビューではありません。
 感想とレビューどう違うの? っていう疑問もありますが、辞書的な違いはともかく、ちょっとひいき目に見ますよ、という感じです。
 例えば一つ欠点があったとしたら、「でもあのキャラ可愛かったよね?」で打ち消したり、「でもあのCGはよかったよね?」とか、「でもあのシーンの導入はよかったよね?」とかよかった探しをしていくらでも擁護しまくるので、そこらへん割り引いてみてくださいね!
 …………でも結構面白かったよね?

■点数解説、シナリオ・キャラクター
シナリオ32/50 ・荒削りながら、良いところは良い
キャラクター8/10 ・シナリオが牽引するキャラクターと、キャラクターが牽引するシナリオと
 シナリオについて。
 なんだか「Kanon」とか古いゲームを思い起こす、懐かしい感じのシナリオだった。
 よくよく考えてみると、あの手のゲームも妙に荒削りで尖ってる感じがあったなぁ……。
 それはともかく。
 共通のシナリオは、自分にしか見えない女の子との遭遇から始まる物語、ということで導入はかなり良いと思う。
 そこから、主人公を取り巻く色々なキャラクターとの出会い、接近があるわけだが、よく分からない言動をとるキャラもいて、全員素直に入り込めるかというと難しいかもしれない。
 キャラクターの設定とか、ゲーム世界の設定とかが先行するヒロインと、キャラクターとの交流を中心に深く掘り下げるヒロインに分かれているのだが、両方違った良さがあって、自分はどちらも好きだが、人によってはどちらか一方が好きで、もう片方は微妙、という感想を抱くのではないかと思う。
 なので、総合して高い点数は付けにくいが、どちらのタイプのシナリオも、良いところがまったくないことは無いので、コンプリートをオススメする。
 各々のヒロインのルートについてはネタバレ感想で後述するが、展開に唐突感のあるところが散見されたので、そこらへんはこれから、次作以降気をつかって欲しいなぁ、と思った。
 ただ本作では、スクランブル(別キャラ視点の短い話)が中々有効に機能していて、シナリオの荒いところを補強していたり強化したりしているので、強い不満はなかった。

 キャラクターについて。
 ヒロインの数は5人。サブヒロインといえる子もいますが、それはHシーンなし。
 キャラクターはヒロイン、サブキャラ、主人公含めて、魅力的なキャラが多いと感じた。
 個人的な好みでいえば、理々乃以外は平均点を大きく超えるヒロインだった。
 シナリオがヒロインの魅力を完全に引き出せているか、という視点ではちょっとおしいキャラもいたが、これまたスクランブルで救われていたので、高得点をつけた。

■点数解説、グラフィック・実用性
グラフィック14/20 ・雰囲気にあってはいるのだけれど
実用性2/10 ・導入は良いし、補完できるところも多かったが……
 グラフィックについては、ふわっとしたシナリオの雰囲気にあっているところもあり、ちょこちょこ良い立絵、一枚絵、SD絵が出てきて、結構好印象だった。
 ただ、デザインとか塗りとか背景とか、全体的に高得点かと言われると……うーむ、という感じではある。
 とはいえ、メーカー前作の「そらいろメモワール」と同じく、効果的なところで効果的に一枚絵が使われていたので、付けた点数以上には好感を抱いた。

 実用性は……はっきりいってしまえば、無いに等しい。
 数も少ない上、長さもかなり短い。始まったと思ったらすぐ終わる。
 シチュエーションは良いなと思うシーンはあったが、短いのでどうしようもない。
 長すぎてもだれるので、本編では短くても良かったが、それならそれでスクランブルで濃く補完して欲しかった。

■点数解説、その他・総合
その他2/10 ・
総合58/100 ・前作からの成長、次への期待
 その他は、キャラとスクランブルで+1、総合は58点で、印象評価はB
 ただ、スクランブルは、全部回収できたかわかりづらいので、総数を表記して欲しかったところ。
 それと、スクランブル回収のために周回プレイしていたとき気になったのは、スキップの遅さ。
 それから、何故か前作にはあったのに今作にはなかったミュージックモード。
 …………と、不満はあるんですが、全体的にメーカー前作よりシステムは良くなっていたし、シナリオ、キャラクター共に前作同様魅力有るところが見られて、大満足でした。
 というわけで気になるのは次作の出来。
 メーカーサイトを見る限り、次は今作のファンディスクのようなので、厳密に言えば次々作でしょうか?
 とりあえず今作で前作の大体の欠点は修正されていたと思うので、きっと次々作はさらに良く……なるといいなぁ。
 前作「そらいろメモワール」のファンだった自分も、今作のおかげでメーカーであるEx-iTのファンに進化したので、次、というかこれからも期待したいところです。

 (以下、ネタバレ感想









































 前作「そらいろメモワール」は好きだったけど、キャラの良さに依存しているところがあったから、「ひよこストライク」はどうなるかなーと心配と期待があったんですが、予想以上に良かったので嬉しくなりました。
 キャラの好みとしては、ウタカタ>ぷーさん≧ちよ子≧雛>理々乃の順に良かったかな、と感じました。
 というより、理々乃だけちょっと微妙だったかなぁと。それ以外は面白いキャラでした。
 というわけで、キャラ別感想です。スクランブルの消化で前後しますが、一応攻略順。


 ウタカタ
 皆には見えないメインヒロイン。
 個別のシナリオではあっさり元の世界へ帰って行ったので、まぁこんなもんか、と平均点よりちょっと高いぐらいの評価だったんですが、そこから他のヒロインのシナリオにちょこちょこ顔を見せたり見えなかったりするたび、評価が右肩上がりに上昇し、最後のスクランブルで限界突破。
 真が、ウタカタと一緒にいたらどちらかが消えてしまうから、とウタカタと距離をおいた時、体を張って……というか口を使って、真を振り向かせようとする姿がこのゲームの中で一番エロかった。……シーン自体は短かったけどな!
 メインヒロインであるだけあって、ウタカタは特にスクランブルに恵まれている感があった。
「……かわいく、なりたいよー……」とか、「見つめていても、いいですか?」とか、セリフが萌える萌える。


 理々乃
 印象が薄い……ヒロイン。
 インパクトとしては、でかいヒヨコが召喚されたのが一番だった。
 あとあれだ……弟の女装姿の方が美人な気が(ry


 雛
 兄好きすぎ妹。
 想いの重さ、兄好き理論武装は妹界でも有数のものではなかろうか。
 それだけの想いを抱えているのに、というか抱えているからこそか、実際に触れられるといろいろ過剰に反応してしまうのが面倒くさ可愛い。
 雛のファンディスクが出るみたいですが、どんな話になるのか心配なような楽しみのような。


 ちよ子
 世界一可愛いクラスメイトA。
 いわゆる顔無しのモブキャラから一歩踏み出して存在が認識されたと思ったら……。
 主人公、いきなりやっちゃったよ……。行動がわりと突飛なところがあるよね主人公。
 そこからきっちり結ばれて良かった良かった、という気もするけど、しっかりプロセス踏んで恋人同士になるシナリオも見てみたかったり。


 ぷーさん
 ぷーさんって名前どーなの。
 ゲーム序盤はわけわかんないキャラだったから、適当に消化しようと思ってたけど、他のキャラのシナリオ進めてたらなんか重要キャラっぽい感じになってきたので、攻略をラストにまわす。
 結果、大正解。
 いやぁ、なんだか懐かしい泣きゲー風味のキャラでした。
 エンディング両方ともちと悲しい感じで、良かったと思います。  ただ、土地神云々の最後の方、もうちょっと視覚的に分かりやすく何が起きているか見せてくれたらな、と思った。


 その他
 最後のとってつけたようなハーレムスクランブルは何なんだ?
 ほっこりしちゃったじゃないか。
 それから、修正パッチにスクランブルをつけたりするのは結構嬉しいので、これからの作品でもやってほしいなぁ。
 スクランブルみたいなシステムは似たようなのを見た気がするけど、数が問題だよね。多すぎると面倒になってくるだろうし。今作がちょうど良いぐらい、あるいはちょっと足りないぐらいかな、と感じた。
 というわけで、次作以降も同じか少しパワーアップして是非。

 メーカーサイトを見たり声優さんメッセージを聞いたりする限り、メーカーさんが丁寧に作品を作ろうとしていることは伝わったので、次回作も楽しみです。
 

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